第6章 まとめ

頭部の3次元形状の復元や,表情のモデル化を行うことなく,表情変化を伴う 任意方向の顔画像を生成する方法について提案した.方向による見え方の変化 と表情による見え方の変化は,特徴点座標の線形結合と,テクスチャの重み付 け平均により,同じ枠組みで統一的に扱えることが確かめられた.また,入力 画像から得られる情報をそのままの形で活用することで,自然な表情を持った 顔画像を生成できることを実験により確認した.

現時点では,実験に用いた表情の種類が少ないため,生成できる表情が限定さ れるが,入力画像に多様な表情を用いることで,任意の表情変化を実現するこ とが今後の課題である.


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